カナダ・ホワイトホースのくらし / Northern life style

カナダに移住してきて7年目。今はホワイトホースという極北の地に住んでいます。

選ぶことができる

先週バンクーバーにつかの間のリフレッシュに行ってきました。久しぶりにPCを持たないフライトでリラックスした旅行でした。バンクーバーではラーメン、牛角、ダイソー、居酒屋などなど日本にまみれた生活を満喫しました。選択肢があるってことはとてもいいことです。そしてこの選択肢があるということをホワイトホースから出るたびに考えさせられます。

 

これまでは夫婦二人の行きたい場所、やりたいことなど二人の好きなように生きてきましたが、恐らく将来子供ができたら子供がやりたいことなども考えながら生活をしていくことになると思います。自分たち自身は子供の頃から習い事、やりたいこと、興味のあることは親から積極的に与えられて育ってきました。とても恵まれた境遇だったと思います。そしてその意に沿ってそれを与えることができる環境でもありました。

 

年齢を重ねてきて家族にしても、仕事にしてもベクトルが徐々に自分自身から外へ向くようになってきました。家族に関してはまだ子供もいないので空想の話でしかありませんが、仕事に関しては、これまで自分のしてきた勉強、経験、コネなど全てを若い世代に引き継ぐ気持ちでいつも話をしています。

 

そしてバンクーバーに行くたびに考えさせられるのが将来子供ができた時の選択肢のことです。ホワイトホースは水がきれい、空気がきれいで確かに子育てする環境にはいいなと自分たちも思っています。ただお世辞にも教育レベルが高いとは言えず、習い事などの種類も豊富とは言えません。ユーコン出身の人が、大学へ行くために州外に出たけど、途中で諦めて帰ってきちゃうとかいう話もよく聞くし、例えば現状でいうとユーコン出身の医者は確か州内にはいないと思います。でもそうやって競争する場所に慣れなかった人とかもガバメントで働くことができるというのがホワイトホースの現状で、多分そういう人はもっと増えていく=村社会がますます加速して生き辛くなるんじゃないかという懸念がものすごくあります。

 

できるだけ子供が何かをやりたいということに対してはそれを叶えてあげたいと思いますが、それがホワイトホースにいるからできない、バンクーバーやトロント、日本にいたらできたことなのかということは可能な限り避けたい。そう考えると子供ができたら選択肢がある街に住んだ方がいいのかとか、高校入る時に自分で選ばせればいいのかとか、バンクーバーから帰ってきたら伝統芸能のように毎度同じようなことを考えさせられます。

 

もちろんユーコン出身の人で州外でバリバリ成功している人もいるでしょう。ただ相対的に見てその割合は著しく低いんじゃないかなという個人的な感想です。実際ユーコンにもよく知る素晴らしいビジネスオーナーがいますが、ホワイトホースにいる医者と同じく実はユーコン出身じゃない人が多いのも実情です。

 

自分が日本でもどこか田舎の出身だったらこうは思わなかったかもしれません。ちょっと前にホワイトホースで満たされてるって書いたばっかりなのにどっちやねんっていうツッコミ入れたくなるブログでした(笑)